2012年10月10日水曜日

結婚!

こんにちは。

いつもお店でかわいがっていただいている営業部の古谷が先週の土曜日に青山で結婚披露宴を行いました。

お相手は一つ年下の恵さんです。

恵さんは以前、弊社の営業担当として主に関東地区でお世話になっておりました。




緊張気味。
美人だね。


祝福

リラックス








                            おめでとう!!

2012年10月3日水曜日

ユニクロ売上高一兆円の意味



今朝の日経にこんな記事が載っています。

私たちアパレルメーカーにとっても、もちろん小売店さんにとっても気になる記事です。


ファストリ、衣料品初の売上高1兆円 13年8月期
2012/10/3 2:05日本経済新聞 電子版

http://www.nikkei.com/article/DGXNASGF0204L_S2A001C1MM8000/?dg=1



ユニクロの売上高がいよいよ一兆円に届くという内容です。
単に「一兆円!?すごいね!!」「ユニクロ?関係ないね。」で終わらず、
少しこの出来事を整理して考えて見ませんか?
そうすればこの話がもうすこしリアルに僕らの生活や商売に、更にアパレル市場全体にどう影響し
ているか感じられると思うのです。


日本のアパレル市場の規模は長く10兆円と言われてきました。
しかし他の業種と比べてかなり複雑で正確な金額を誰も出すことが出来ません。
あくまでも大体これくらいと言う数字しか出ませんが10兆円規模というのはそれほど間違ってない
数字と言われてきました。


しかしこの何年かで6兆~7兆円に縮小したという見方が一般的になってきています。
何年かで30%以上も縮小してしまった市場の中でまさに「一人勝ち」したのがファーストリテイリング
な訳です。


ユニクロの12年8月期の売上高は約9300億円そのうち1600億は海外売上と記事には書いてありま
す。
単純に引き算で 9300億-1600億=7700億 で国内の売上高は約7700億と言うことになります。
市場規模が6~7兆円だと計算できないので仮に6.5兆円とします。

7.700億÷65.000億≒0.118ですので、

国内アパレル市場でのユニクロの占有率(シェア)は約12%となります。
ということは、

国内で売れた全部の服の売上金額の12%がユニクロ!!
です。


更に考えてみましょう、今までの話は金額ベースの話です。
では着数だと何%になるのでしょうか?
まずは安さが売りのユニクロです。
正確なことは言えませんがひょっとしたら20%を超えるかもしれません。

とすると、
この一年売れた服の5着に1着以上はユニクロ!
ということになります。


仮に国民一人平均で年間20枚は服を買うとします、とすると年間に4枚はユニクロを買うという事に
なります。
これは凄いことです!
こうなるとほとんどの人はユニクロのユーザーと仮定しても不自然ではありません。

ここからが本題です。

そうなんです、このニュースはほぼ国民全員がユニクロを買っていると思ってもおかしくないという話なんです。

であればあなたのお店で買っている方もユニクロに行っていると思った方が良いかもし
れません。
ということは、お店に置いてある商品とユニクロで買って帰った商品も当然の事ながら比べられて
いる事になります。

「うちのお客さんはユニクロで満足するような客では無い」
これはあるでしょう。
ただ少なくとも、そんなお客様もユニクロに下着や部屋着、子供服を買いに行っているかもしれま
せん。
ならばそんな方もユニクロの商品を見て触っていると言うことです。

もちろんユニクロですべてが満足される方だけではないでしょう。
ただ少なくとも比較されていることは間違いないのです。

何が比較されているか?

まずは価格と品質のバランスは見て感じているでしょう。
そしてそのバランス感覚はあなたのお店でも比較対象になっていると思います。

たとえばユニクロより上のグレードの商品であってもお客様が感じる「適正価格」は昔と比較出来ないくらい下がっているでしょう。

言い方を変えると以前と同じ値段の商品は以前より格段に上の付加価値が求められている事になります。

なぜならユニクロは品質に対して世界一安価に商品を売れるブランドです。
そして日本ではみんながユニクロを買って、持って、着ているのです。


ユニクロと同じ価格帯の物しか売れないという話ではありません。
お客様はどのグレードの商品でも付加価値に対しての「適正価格」を以前よりシビアに見ているのです。


何が言いたいのか?

そういった現実を無視していませんか?
そういった現実の中で勝てる品揃えをしていますか?
品揃えだけで無くお店でしか提供できない差別化のポイント(強み)を持っていますか?

をチェックすることが大事では無いでしょうか?


それをちゃんとしないと小売店さんは生き残って行けないんだよと

メーカーもそういった現実の中でも売って頂ける付加価値の高い商品を、そして常にユーザーから見て適正価格の商品を提供出来ないと生き残れませんと。



もう一度ガツンと言われた気のする今朝の新聞の記事でした。